2018年03月02日 18:15  カテゴリ:不動産

離婚と住宅ローン

しばらく前、似たような案件が続いた事がある。

離婚する(した)けど、住宅ローンをどうしたらいいか?
条件が凄く似ていた。
奥さんの実家の土地に、旦那がローンを組んで住んでいる。もちろん担保が付いている。

取り敢えず思いつくパターンは、三つ。

1、旦那が土地を買い取る。
2、奥さんが建物を買い取る。
3、第三者に売却する。

旦那が土地を買い取る場合、大概奥さん側の親族が、何でアンタに売らないかんの?と感情的になり、買い取る旦那側も、土地の評価を安く見る傾向がある為、まず纏まらない。

奥さんが建物を買い取る場合、多くの場合ローンを組まないといけないが、仕事をしていて十分な収入が無ければ、ローンを組めない。

第三者に売却する場合、売却価格がローンを下回るケースが多く、ローンが残る。
このケースの場合、土地と建物の所有者が違うため、金額の分配で揉める事が多い。


ほかのパターンだと、奥さんが住み続け、旦那がローンを慰謝料や養育費代わりに払い続ける。
旦那が納得すれば良いのと、銀行がOKすれば良い。
住宅ローンは、原則住む人のローンでないといけない為、旦那名義のローンで旦那が住まないのは、銀行的に問題あり。
銀行に相談をしてOKを貰う必要がある。

思いつくのは、このくらい。
このケースだと、土地と建物の所有者が違う為、ほぼ共有物になる。
両方同じ名義だと、売って金が残るかローンが残るかだけの話だが、
共有物だと、双方言い分が分かれる。

共有物は、揉める。
所有権は、なるべく単一になるようにして置いた方が、良いかな?って話。

  


Posted by ほてい加藤 │コメント(0)